試食マネキンの報告書レポート(日報)の書き方のポイントは?
初めて試食販売マネキンの仕事をしたとき、戸惑ってしまいがちなのが「業務報告書(レポート・日報)」です。
「試食販売だけでも大変なのに、報告書まで書かなきゃいけないのはイヤ!」というマネキンさんも多いと思います。
ですが、報告書にミスがあると、せっかく頑張ったお仕事の報酬がもらえなくなってしまう可能性もあるんです・・・!
というわけで、今回はマネキンの業務報告書を書くときのポイントについて説明します。
報告書を読むのは、派遣会社じゃない!
報告書を書くときのポイントを説明する前に、まず知っておいていただきたいのは、報告書を読む人のことです。
マネキンさんが書いた報告書は、いったん派遣会社に送付してもらいますが、最終的に商品メーカー様の会社へ送られます。
つまり、報告書を本当に必要として読んでいるのは、派遣会社ではなく、商品メーカー様なんです。
そのため、「派遣会社の人だし、これくらいで分かるでしょ?」とあなたが思って書いた報告書では、肝心なメーカー様にまったく伝わらない可能性があります。
商品メーカー様は、商品については詳しくても、各店舗の状況が分からないため、マネキンさんに店舗状況を調査してもらっています。
つまり、マネキンさんはメーカー担当者様が読んだときに、店舗の状況がしっかりと分かるかどうかに注意して、報告書を書く必要があるんですね。
メーカー様が報告書でチェックしている点は2つ
報告書を読んでいるメーカー様が、チェックしているのは、以下の2点です。
- 報告書の記入にモレ(空欄やミス)がないか
- 試食したお客様はどんな様子か
以上2点から報告書を書くときのポイントをまとめると・・・
- すべての項目をきちんと埋めること
- お客様の意見や様子を詳しく伝えること
では、これらのポイントをおさえるための具体的なチェック項目を確認していきましょう。
報告書を正しく書くためのチェック項目は以下の9つです。
1.お仕事当日のスケジュールは正しく記入
入店時間・業務開始時間・業務終了時間・退店時間・休憩時間は、メモを取るなどしながら正しく把握しておき、報告書に記入します。
「誰も見ていないから」と適当に書いてしまうマネキンさんもいますが、意外と店舗の担当者様やパートさんたちは見ているものです。
後から、「この時間には来ていなかったよ」などと言われてクレームになることもありますから、正しく申告しましょう。
2.業務の詳細欄には、レシピなど商品の提供方法を記入
業務の詳細を書く欄には、「きのことベーコンのサラダの試食販売」などと、レシピや提供方法を記入します。
3.商品名・その日の売値・試食に使った商品数は正確に
メーカー様が見る報告書なので、商品名は正しく記入し、失礼がないようにしましょう。
また、スーパーでのその日の売値は1円単位で正しく把握しておきましょう。
さらに、試食に使った商品数が分からなくならないよう、空になった商品パッケージを取っておき、正確な個数を記入します。
4.試食人数と販売数は、仕事の最初と最後にチェックする
たくさんの人が一度に押し寄せることが多い試食販売では、いちいち何人試食したか数えているヒマはありません。
そのため、初めに用意された試食皿や試飲コップの数をメモしておき、仕事の最後に残った皿・コップの数を差し引いて、試食人数を求める方法がカンタンです。
(試食人数) =
(最初の皿・コップの数)ー(余った皿・コップの数)
また、販売数についても同様で、仕事のはじめに棚に置いている商品の数をメモしておき、仕事の最後に余った数を差し引いて求めるのがカンタンです。
(販売数)=
(最初の商品数)ー(余った商品数)
5.お客様の年代層とその割合はおおよそでOK
お客様が商品を購入された場合、「ありがとうございます!」としっかりとお礼を言うのは大切ですよね。
その時に、お客様のおおよその年齢層を推定しておきましょう。
そして、お昼休憩と業務終了のときに、購入されたお客様の年齢層を思い出してメモしておきます。
ただ、正確な年齢層や割合は分かりませんので、報告書にはおおよその年代と割合を書くようにしてください。
(もちろん、この割合は、全部を足して100%になるようにしてくださいね。)
6.実施場所も大切な情報!
スーパーのどこで試食販売をやったのかという情報は、メーカー様にとって商品の売り上げアップの大きなヒントになります。
そのため、自分がお店のどの場所でお仕事したかを、正確に記入しましょう。
実施場所には、大きく分けると以下のようなものがあります。
- 入り口
- レジ前
- 定番前
- エンド陳列
他にも、以下のような場所で実施することもあります。
- 店外
- 催事場(催事スペース)
7.試食したお客様の意見は「味」「値段」「量」について、できるだけ多く記入する
メーカー様が一番知りたいのは、お客様の感想です。
お客様に試食していただいたら、味や値段や量について感想を聞かせていただき、その内容をメモしておきます。
報告書には、それらの内容をできるだけたくさん記入し、お客様の反応をお伝えしましょう。
8.試食人数や販売数が少なかったときは、考えられる理由を記入する
がんばって仕事しても、天候などの影響で試食人数や販売数が少ない日はあります。
そんな時は、「雨天のため客足が少なかったので、試食が出なかった」「通常より寒かったのでアイスクリームは人気がなかった」などの理由を考えて記入することで、メーカー様も納得してくださいます。
また、「こうすれば、もっと商品が売れるのでは?」というアイデアや、オリジナルのメニューなどを記入すると、メーカー様から喜ばれます。
9.何より重要!店舗担当者様のサイン(印鑑)
もっとも大切なのが、店舗の担当者様のサイン(印鑑)です。
このサインがあるかどうかで、メーカー様は本当にマネキンさんがお仕事をしたかどうかを判断するからです。
もしサインがなければ、メーカー様はお仕事に対する報酬を払えないので、マネキンさんはお金がもらえなくなってしまいます。
とても忙しい担当者様ですが、様子をうかがって、担当者様のサインだけは必ずお願いしましょう。
いかがでしたか?
メーカー様は商品に対して愛情をもっておられるので、商品に対するお客様の反応を詳しく知りたいと考えられています。
そのため、マネキンさんは報告書に空欄を作らず、できるだけ詳細に当日の状況を伝えるようにしてくださいね。
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